はじめまして（夫）

はじめまして。

妻（当時は彼女）が肺ガンの確定診断をうけたのは2年4ヶ月前の2017年9月1日。その日からガン患者のパートナーとしての人生が始まりました。

妻は肺腺ガン（非小細胞肺癌（NSCLC））で心臓の後ろあたりの肺に原発巣があり（レントゲンでは早期発見不可）、ガンが肺の外の胸膜の広範囲に転移している状態で、手術による摘出や、放射線による治療ができない状態まで進行していました。
（ステージについては語弊があるかもしれないのでかきません。ステージは必ずしも進行をしめすものではないので。。）
また、左の肺の8割は胸水で満たされ、レントゲンで見ると左肺が真っ白になっている状態でした。胸膜に転移したガン（癌性胸膜炎）による胸水でした。

ガンの遺伝子検査の結果、肺ガン患者の3～5パーセントしか発現しないといわれているALK陽性遺伝子を持っていることがわかり、薬物療法で現在も治療中です。

ガン発覚後胸腔ドレナージを行い、胸水を減らしたあとの薬物治療歴は以下です。（※PD:増悪、cea:腫瘍マーカ）　

1st 2017/9 アリムタ、カルボプラチン、アバスチン
（よく秦効。cea228→155。副作用:湿疹、吐き気、抹消神経障害、便秘。いずれも(Grade2)）

2rd 2017/10　キイトルーダ（よく秦効（cea155→106）したがPD。PD後はcea106→281。副作用特になし）

3rd 2018/2　アリムタ単剤
（よく秦効。cea281→206。副作用:湿疹、吐き気、抹消神経障害、便秘。いずれも(Grade2)）

4th 2018/3　アバスチン、TS-1
（よく秦効。cea206→125。副作用:吐き気、便秘。いずれも(Grade1)）

5th 2018/4　オプジーボ　
（秦効せず。cea125→224。副作用:子宮内膜増殖症（生理が3ヶ月ぶんたまる月経障害(Grade2)））

6th 2018/6　アレセンサ
（かなり秦効。cea224→22。ただし副作用として全身に湿疹。Grade3のため休薬。減薬して再開後、8ヶ月秦効→PD）

7th 2019/2 　ローブレナ
（かなり秦効。癌消滅。ceaが2.2正常値に。副作用:コレステロール値上昇Grade1。視力低下Grade1。10カ月後にPD）

8th 2020/1 ザーコリ
（秦効せず。cea2.2→48。副作用:食道炎Grade3。休薬。）

9th 2020/1 アリムタ、カルボプラチン、テセントリク
（維持療法としては秦効との主治医判断。cea48→59。胸水maxとなり再胸腔ドレナージ。副作用:湿疹、吐き気、抹消神経障害、便秘。いずれも(Grade2)）

10th 2020/2 ジカディア
※現在投薬10日目。副作用今のところなし。

以上です。
今はジカディアが効いてくれること、そしてひどい副作用がでないことを祈る毎日です。

同じ境遇の方。大変つらい思いをしてますよね。同じだからわかります。少しでも何かの参考になりますように。

何より妻のガンがなおりますように。

今後、ALK非小細胞肺癌患者を支えるパートナーとして、おなじ境遇の方に少しでも役立てる情報を発信していけたらと思います。

よろしくおねがいします。