嫁の肺ガン闘病記&夫の介護記

肺ガン発覚〜闘病〜入籍〜再発 ALK肺ガン嫁とその夫の記録

全てはここから始まった

2017年8月末、当時私は会社勤めをしており公私ともに忙しい日々でした。

ある日、早歩きしただけで息があがり、立ち止まって呼吸を整えなければ歩き出せない事で、ようやく異変に気づきかかりつけ内科へ。

その時撮ったレントゲン写真が、こちら。

 

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左肺が真っ白…

 

水が溜まってるとの事。ほぼ右肺でしか呼吸しておらず、通常なら呼吸困難で歩けない、と。

普段から登山が趣味の私は、無駄に肺活量があったのか、日常生活はなんら問題なく過ごしていました。

 

かかりつけの内科医の紹介状を手に、タクシーで大きい病院へ移動。

タクシーの中では、

肺に水満タン…何これ?何の病気?なんで?これからどうなるんやろ?入院するんかな?

と、とにかく不安!不安!不安!

考えてる間に病院に到着し、

外来でCTと採血をされ、呼吸器内科の先生に診てもらいました。

その結果、肺に水が溜まってるのではなく、左肺を覆っている胸膜に胸水が溜まっていました。

なぜここまで溜まってしまったのかを調べるために背中から注射器で胸水を採取し、検査するとの事でした。

注射が大の苦手な私は、採血だけでも気を失いそうになるのに、背中に刺すなんて!!と震え上がり、もう帰りたい衝動にかられていました。

ベットに座ってテーブルにうつ伏せし、クッションを抱きかかえる体勢で、背中ではエコーで針を刺す位置を確認中〜

ジッとしてるほど膨らむ恐怖…気が狂いそうでした。

その後の局部麻酔が痛いのなんの!!

※個人差あると思います。私の場合、恐怖で痛みも倍増されてます。

 

37歳独身女、泣き叫びました…

 

胸水を注射で抜くこと400ml。

減っていく胸水に合わせて膨らもうとする肺、このせいで空咳がでてこれまたしんどい。。。

担当医が見せてくれた抜きたてホヤホヤ胸水は、薄い黄色の透明な液体でした。

処置後ベットに横たわり、目が覚めて一時帰宅。入院グッズを準備して、再び来院。

その日から入院する運びとなりました。

 

つづく