嫁の肺ガン闘病記&夫の介護記

肺ガン発覚〜闘病〜入籍〜再発 ALK肺ガン嫁とその夫の記録

切り取ったオッパイの行方

嫁です。

本日タキサン系を含む抗がん剤治療をミラクルで回避し、新薬が使用できる運びになりました。

火曜日にわたしがオッパイ切った本来の目的は、ロズリートレクが使えるかどうか遺伝子パネル検査でNTRK遺伝子を調べることでした。
けれど今回ROS1遺伝子が陽性やったことで、まさかのロズリートレク使用可に!

ほんなら、火曜日オッパイ切ってまで取った生検は意味があったのか?!
オッパイ…じゃなくて生検をゲノム外来に持って行く意味はあるのか?!


あるんです!!!

以前も当ブログで述べましたが、
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ガン組織を採取してその遺伝子検査を行う事で、薬の耐性ができるパターンや、相性の良い薬や治療法がわかるとの事でした。

ただ、上記のように有益な情報を遺伝子検査で得られても、対応する治療薬や治療法が現存しない、または認可されてない場合ももちろんあります。それらが使用可能となった時に、すぐに治療できるように前もって検査する患者さんもおられるようです。

(ロズリートレクと遺伝子検査-2020/02/25)
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わたしの場合、約9ヶ月で耐性ができて毎回薬が効かなくなる。
その耐性ができるパターンがわかれば、それを回避する治療ができるわけです。
もちろん回避できる薬や治療法が無ければ意味がありません。
でも、今回のわたしのように遺伝子パネル検査2ヶ月待ちの状態で、その2ヶ月間何の治療をするのか??無治療でいられるわけがありません。
わたしに残されていた選択肢は、キツイ抗がん剤一択でした。

そなえあれ!!これにつきます。

もう急いでゲノム外来を受診しなくて良くなりましたが、今回の治療が落ち着いて退院したらすぐにゲノム外来を受診し生検を提出する予定です。

※がん遺伝子パネル検査は、"がんゲノム医療中核拠点病院"、"がんゲノム医療拠点病院"、"がんゲノム医療連携病院"などに指定されている病院で行われています。


つづく