嫁の肺ガン闘病記&夫の介護記

肺ガン発覚〜闘病〜入籍〜再発 ALK肺ガン嫁とその夫の記録

Foundation One CDx (ゲノム検査)結果

アメリカまで遺伝子を送り、調べてもらった結果が出ました。


ゲノム外来の担当医によると、


今回は、ROS-1の融合遺伝子は指摘されておりません。またALK融合遺伝子が固定されておりますが、複合変異を形成することでALK阻害剤に耐性となっている可能性があるとのことでした。
残念ながら現時点では遺伝子変異に基づいた国内臨床試験情報はございませんでした。


だそうです。
要は、今回のゲノム検査によって目新しい情報が得られることはなく、なんなら、発現していたROS-1も消えていました。

そして遺伝的な要素は一切なく、わたしがガンだからといって血の繋がった家族もガンになるというわけじゃないことも明確になりました。
これについては安心です。

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わたしが持っている遺伝子変異は7種類あり、そのうち3種類がALKです。
残り4種類(CAPS8, CDKN2A, NKX2-1, TP53)については、薬が現存しません。開発もされていません。

ただし、ALK単独遺伝子変異についてはALKの分子標的薬が有効です。
わたしの中のガン細胞の大部分は複合遺伝子となってしまっているので、今後の治療薬としては3クール目のドセタキセル&サイラムザ投薬が現実的となりました。

他の治療法としては、放射線治療もあります。ただし、わたしの場合はターゲットが小さすぎるため、左肺全体に照射することになるとの事でした。

また免疫治療薬での治療も検討されています。
今まで免疫治療薬での成果はありませんでしたが、遺伝子検査的に免疫治療薬とのシンクロ率75%以上という驚異的な数値が出てる以上、何らかの薬との併用で効き目が出ないかなぁ〜とシロートながらに期待を寄せてしまいます。

そして、そうこう言うてるうちにALK分子標的薬のブリガチニブが国内承認されるかもしれない。←今すぐ国会開いて、承認してほしい…


明日から再入院します。
3クール目は、スケジュール通りなら11月12日(木)に投薬です。


つづく