嫁の肺ガン闘病記&夫の介護記

肺ガン発覚〜闘病〜入籍〜再発 ALK肺ガン嫁とその夫の記録

新薬ロズリートレク使用可!ミラクル起きたー!

朝イチの生検ですっかりテンションを失っていたところに、またもや主治医が突然飛び込んできました。

前回採取した胸水(2019/12/27)と、先日生検した細胞を、病理の先生が調べ直したところ…
なんと、ROS1遺伝子が陽性だった!!と。

"ALKとROS1を両方もってる人、僕はじめて見た!!"
と興奮ぎみの主治医。

ALK遺伝子陽性の患者から、ROS1遺伝子が出ることはほぼ無い、というのを前々から聞かされていただけに、わたしも大興奮!!!

そしてこれにより、つい最近肺ガンでも使ってよし!と承認されたばっかりのロズリートレクという新薬を使えることに!
このロズリートレクは、NTRK遺伝子またはROS1遺伝子が陽性であることが遺伝子パネル検査にて証明されなければ使用できません。
新薬や特殊な薬によくある"条件付き"というやつです。

今回わたしのROS1遺伝子は遺伝子パネル検査ではなく、当病院内にて検査した結果なので本来は認められません。
※正式名称"がん遺伝子パネル検査"
「がんゲノム医療中核拠点病院」、「がんゲノム医療拠点病院」、「がんゲノム医療連携病院」などに指定されている病院で行われています。

ですが、主治医いわく
"うちの病院なら、押し切れる!!"
らしく、晴れて新薬ロズリートレク使用可!となりました!!
※がん遺伝子パネル検査を行う方がより精度が高い検査結果となります。院内での遺伝子検査は多少精度は落ちるものの、主治医の渾身の説得と押し切りで使用可能と相成りました。

さっそく製薬会社に連絡をつけてくれた主治医。大分県でロズリートレクを使用する患者はわたしが2人目だそうです。
すでに1人おった事に、びっくり!!
(ちなみに日本国内では、50人目だそうです)

新薬という事もあり入手は来週になるらしく、治療開始もそのタイミングです。

仮にロズリートレクが効かなかった場合、昨年末に数日間使用したザーコリ(ROS1の分子標的薬)を試すという事でした。


キツイ抗がん剤をギリギリのところで回避できた…
調べ直してくれた病理の先生、神ですか?!

もちろんロズリートレクにも副作用があるので、気は抜けません。


でも良かったーーーーー!!!涙
怖かったーーー!!キツイやつ怖かった!涙
髪の毛ぬけるのも悲しくて、もう生えてこなかったらどうしよーとか考えたりして。涙

ラクル起きたーー!!!涙


つづく