嫁の肺ガン闘病記&夫の介護記

肺ガン発覚〜闘病〜入籍〜再発 ALK肺ガン嫁とその夫の記録

今後の治療計画

嫁です。

本日、今後の治療計画に関しての説明を受けました。

今後は抗がん剤治療(分子標的薬を含む)に加えて、放射線治療が併用されます。

放射線科の先生より、下記のように説明を受けました。


ターゲットは左乳房。左肺にはあてない。
乳がん患者さんと同じ照射の仕方。
胸の谷間と左脇を直線で結ぶ位置に本来なら左肺が少しだけ入ってしまうけど、わたしの場合胸水が溜まってるため左肺にはほぼ照射されない。
肺に照射しないので副作用の心配もほぼ無い。

ただし、照射したところが日焼けしたように皮膚がズルむけるらしく、
"とくに乳首は確実に皮膚がむけて実が見えます"
と…
当然、酷くならんようにケアはしてくださるそう。
※というても、時間がたてば乳首は元通りになるそうです。

今、抗がん剤が効いて左乳房のガンが前に比べて小さくなってるので、ガンが弱ってる時に畳み掛けようと主治医と相談し、スタートを来週からじゃなく明日からに調整。
平日毎日10分〜15分照射を、合計20回。
12月4日までは入院。


その他にも、色々質問してみました!

・左乳房が全体的に石灰化しているが、放射線治療で治るのか?

CT画像を見ると、これは石灰化ではない。
石灰化なら、白いつぶつぶが画像に写る。
これは、ガン細胞が増殖し過ぎておしくらまんじゅう状態になっているので、ガン細胞が減ったら柔らかくなる。


・リンパの炎症に影響は出ないか?

一時的に炎症が酷くなる可能性はある。
けれど、ガン細胞が減らない限りリンパの炎症も今より良くなる事はないので、治療を頑張るしかない。


放射線をあててる時って痛い?

本当にあててるのか?!と、詰め寄ってくる人もいるくらい、何も感じません。



放射線科の先生は、とても分かりやすく噛み砕いて説明してくださいました。
途中ユーモアも混じえながら、場の和ませてくれて、何よりも患者さんの不安や疑問を取り除くためなら夜中に叩き起こされても構いません!とか平気で言っちゃう、常に寄り添ってくれる感じのする先生でした。

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"放射線"て聞くと恐いでしょ?
僕らも"恐いもの"と思っています!

と先生は言っていました。
たぶんそれだけ慎重に治療をされてるんだろうな、と思いました。

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これからは、この用紙を持って放射線治療室へ。
ラジオ体操のようにスタンプ貰って終了らしいです。

治療計画の説明が終わった後、体の傾きや位置を詳細に確認するためのCTを撮りました。
その際に、胸の谷間、脇の下、腕、に油性マジックで印をつけられました。
毎回その位置に機械と体を合わせての治療になります。
※印が消えそうになったら、上から書き足されるらしい。


寸分のズレも許されません。
照射角度も、患者さん自身の体も、毎回同じ位置です。

と先生が言ってました。
なんだか安心でした。

明日から放射線治療がんばります!!


放射線治療でALK耐性遺伝子のガンが減れば、またALK分子標的薬のリチャレンジが効き始める可能性が高い、と主治医が言ってました。
放射線治療併用での実績も多い主治医の言葉です。

確実に、わたしのガン減るわ!
そう思えました。


つづく