嫁の肺ガン闘病記&夫の介護記

肺ガン発覚〜闘病〜入籍〜再発 ALK肺ガン嫁とその夫の記録

呼吸状態悪化。人工呼吸器再装着。手足痙攣。

夫です。

 

今週は妻の呼吸状態が悪化したため、再度、人工呼吸器を付けました。主治医によると体内酸素濃度は確保できているが、二酸化炭素を吐き出せず、体内のCO2濃度があがったため状態が悪くなったとのことです。

酸素吸入により濃度の濃い酸素は少量吸うことで酸素は確保されますが、同量の息を吐き出すだけではCO2の排気には不十分だということでしょうか。また気管切開口に取り付けていた吸排気口には熱交換用(肺に冷たい空気が入らないようにしてある)のパルプが結構びっしり詰まっていて、見ていても排気がスムーズに出来る様にはみえませんでした。健常な人でもあれをつけると息を吐くのはきついように思います。

 

人工呼吸器装着後は少し安定しましたが、今日も呼吸回数が異様に多くなったりする事があり不安定な状態です。

 

また、今日の朝から左腕が赤く腫れ上がっていて、主治医によるとリンパのガンが増悪しているかもしれないとのことでした。来週の腫瘍マーカー値を見て新薬アルンブリグに切り替えるとのことです。

 

あと、手足が常に痙攣していて寝ているときもずっとプルプルとうごいています。先々週から痙攣はありましたが、日に日に酷くなっています。一昨日(6月4日)にオプジーボを入れたとのことですが、私としては免疫治療の副作用ではないかと疑っています。免疫治療によって自分の免疫がガンだけでなく自分の神経や筋肉を攻撃することがあるという記事も見たことがあります。

毎回面会に行くと足のマッサージをしてほしいというので毎回マッサージをしてあげますが(ハイジのおじいさんがクララにしてあげるかんじで)、日に日に足首、膝、股関節が固く固まってきている様に思います。

原因はよくわかりませんが、手足の痙攣があまりに酷いこともあり、いずれにしても免疫治療を一端取りやめた方がよいように思います。

あと、睡眠薬のせいなのか、強い鎮痛剤(麻薬)を長いこと入れていた副作用なのか、免疫治療の副作用かわからないのですが、寝ぼけたような症状がでるようになってきています。寝起きは必ずと言っていいほど意味不明なことをいいます。

 

例えば今日は真顔で「お米こぼした?」と聞いてくるので(筆談で)、何のことかよくわかりませんでした。病室では飲食してませんし、本人も栄養は点滴なので。お米はこの部屋にないと言うと不思議そうにします。

思い返すと自宅で私が炊飯するときにいつも米をポロポロとこぼしていたのを妻はいつもおこっていました。その過去の自宅の出来事を現在の病室の出来事と混同して、そういう言葉がでたようです。今後はお米をこぼさないようにしようと反省しました。

しばらくすると「あ、勘違いやった」と理解しますが、すこしなんというか寝ぼけている度合いが酷くなってきました。一時的なものであればよいのですが。。