嫁の肺ガン闘病記&夫の介護記

肺ガン発覚〜闘病〜入籍〜再発 ALK肺ガン嫁とその夫の記録

体幹神経麻痺、甲状腺異常。

夫です。

 

昨日今日と妻の呼吸状態が悪く、人工呼吸器をつけた状態でもspo2が90台前半までさがってしまいました。主治医によると利尿剤を変えたことが原因で肺に水がたまりやすくなり、呼吸状態が悪化したようです。利尿剤を元に戻すと酸素濃度は改善しました。

 

運動能力(特に体幹)が改善しないのはやはりヤーボイ+オプジーボの副作用のようで、中枢神経麻痺や甲状腺異常も副作用として起こっているようだとの話がありました。

確かに、握力は割と戻ってきているのに対し、未だに寝返りがうてなかったり、呼吸する筋肉が弱かったり、筋肉が痙攣するのは神経系にダメージを受けている感じがします。

 

ですので次のヤーボイ投入はしばらく延期にする方針となりました。

 

ただ、妻と同じ様な運動障害や神経麻痺が副作用として強く起こっている他の患者さんはヤーボイ+オプジーボがガンにもよく効いているとのことで、薬を入れて効き始めてから薬を入れるのをやめて(無治療で)もガンがほぼ消滅した方もおられるようです。もしくは治療をやめてもガンの悪化が非常に緩やかになったとのことです。

 

ですので、腫瘍マーカーがあがるまでしばらく治療をやめて、副作用の改善に専念することなりました。

 

二週間ほど前にコメントいただいた内容(ヤーボイ+オプジーボはファーストラインのみしかつかえない(保険適用でない)はずなのにどうやって処方してもらったのですか?という質問)について、遅くなりましたが今日主治医に聞いてみました。

主治医は「ファーストラインしか保険適用でないことは承知していたが、命には代えられないので無視しました」とのことでした。

確かにあとで保険適用の取り消しとなる可能性はありますが、主治医はちょうど病院を転院したので、新しい病院ではファーストライン扱いとしているので問題ありませんとのことでした。今回も主治医に妻の命を救っていただきました。感謝の言葉もありません。

主治医が言うには「意外にファーストラインでなくても(保険適用扱いで)いけるんです。」とも言っていたので、世の中にはそういう融通を効かせてくれる医師も少なくないかもしれません。質問者様にはあまりお力になれなかったかもしれませんが、ご参考ください。