嫁の肺ガン闘病記&夫の介護記

肺ガン発覚〜闘病〜入籍〜再発 ALK肺ガン嫁とその夫の記録

投薬前カンファレンス

2クール目投薬前に、カンファレンスルームで主治医から検査結果と今後の治療について話しがありした。

伝えられた内容は、
胸水は増えていたけど、腫瘍マーカーは横ばいだったので、医学的には薬が効いてるという判断。
胸水は増えてるけど日常生活には支障ないので、前回と同じ配合で2クール目を本日投薬。
前回入院時に行った遺伝子検査結果は、とくに新しい遺伝子は見つからず、初回入院時の遺伝子検査と同じ結果。
との事でした。

あとここ最近、左脇の下にプクっと腫れてるところがあって、CT画像にもそれは写っていたし、触診すると小指の先ほどのコリコリがあった。
主治医は、ここから細胞とって組織診(細胞診よりもさらに詳しい遺伝子検査)ができるということを教えてくれた。
薬の耐性ができるのは、複数の遺伝子が作用してるからなので、細胞診で遺伝子がわかれば耐性ができるパターンを解析できる、と。
ただし検査したとして、あくまでも現状できることは解析のみ。要は、対応できる薬が無いという事だった。

あと、早ければ今年、もしくは来年にはALKの分子標的の薬が出ると思うという朗報も^_^
もしそれに間に合わなくても、ジカディア(未治療の患者が対象という条件付き)という薬の条件を外せるか確認して、条件が外せるならこれを使用することになるかもしれない、との事でした。
全然違う特殊遺伝子の薬を試しに使ってみる、ていう方法もある、と主治医は丁寧に説明をしてくれました。

使える薬の範囲が狭くなっていく不安のなか、主治医は一生懸命どうにかしようとしてくれてるのが、毎回伝わってくる。
通常の3倍の患者を担当する私の主治医は多忙だ。それでも毎日病室へ様子を見にきてくれたり、時間を割いてキチンと説明をしてくれる。
安心して命を預けれる人だと思える主治医と巡り合えて本当に良かった。


つづく