ロズリートレクと遺伝子検査
余談ですが…
主治医が、ジカディアの条件付きを外せるかどうか確認すると言っていたときの話です。
ジカディア以外にも使えそうな薬があれば、治療薬の幅が広がる!という事から夫独自の調査により、以下の質問を主治医に投げかけました。
"ロズリートレクは、使えないんですか?"
これに対して主治医は、
"ロズリートレクは特殊遺伝子(NTRK融合遺伝子)を持ってる患者さんにしか基本的には使えなくて、小児癌によく効くと言われてるけど、使用した患者さんの0.3%にしか効き目が出てないようなので使いません。"
と。
私はALK融合遺伝子を持っていますが、NTRK融合遺伝子は持っていません。ただ、治療を進めていくうちに、新しい遺伝子が発生する場合もあるらしいです。
ガン組織を採取してその遺伝子検査を行う事で、薬の耐性ができるパターンや、相性の良い薬や治療法がわかるとの事でした。
ただ、上記のように有益な情報を遺伝子検査で得られても、対応する治療薬や治療法が現存しない、または認可されてない場合ももちろんあります。それらが使用可能となった時に、すぐに治療できるように前もって検査する患者さんもおられるようです。
また、詳細な遺伝子検査を行うための十分な量のガン組織が必要だったりする事もあり、簡単に採取できない場所にガンがあると、なかなか難しいみたいです。
つづく