嫁の肺ガン闘病記&夫の介護記

肺ガン発覚〜闘病〜入籍〜再発 ALK肺ガン嫁とその夫の記録

父と夫から主治医へ質問(主に夫)

今回わたしのガン悪化に伴い父と夫が独自で調べた民間療法や新薬などについての質問を、主治医へ質問!!
その回答を、覚書として残したいと思います。

◉父からの質問
丸山ワクチンは使えないのか?

父の知り合いが使用し、末期ガンだったが元気に。そのお母様も余命3ヶ月宣告されていたが、当ワクチンを投与して3年半生きた。
日本医師会、薬品会社、国の厚生省などは当ワクチンを認めていない。
日本医科大学系列の病院、医師らが扱っている。
免疫療法と放射線治療と当ワクチンを併用している人もいる。
値段も比較的安価。

→主治医より
これはめっちゃ古い薬で、もう何の手の打ちようもない人が最後の最後に使用する薬。
今時代これ使う人いるんだ、くらい古い薬。

抗がん剤として国が認定したものは、投与したガン患者の5割以上に効く、など複数の条件をクリアした薬です。上記ワクチンについては、その条件をクリアできてないということで認可されておらず、効いた患者がいた事は事実でもその効果としては都市伝説に近いものがある…
そういう意味でも、抗がん剤として認可されている薬の方が効果が高いという主治医の見解は分からんでもない。
最終手段として置いておくのは、アリかなと思います。


◉夫からの質問1
アレセンサのリチャレンジ+抗がん剤併用(アリムタ、もしくはTS-1、もしくはビノレルビン)は使えないのか?

→主治医より
当病院薬剤部のレジメン登録に無い。基本的に使用可能となった薬剤やその用法については登録されていくけど、まだ未登録で主治医も知らなかった。
※アレセンサの製薬会社に主治医が確認したところ、併用不可との事(2020/08/26現在)

仮に併用可能だとして、抗がん剤になにを選ぶかで大きく効果は左右される。
アリムタはすでに何度か使用しており、効果としては弱い。
TS-1も効果弱い。
ビノレルビンは古い薬なので、効果が今ひとつ期待できない。


◉夫からの質問2
エンサルチニブ(承認されてないなら治験ないか?)は使えないのか?

→主治医より
商品化の話もまだきていない。まだどこの製薬会社が出すかとかも決まってないと思うとの事。


◉主治医から聞いた新薬
ロズリートレク
この度、肺ガンでの使用が承認された新薬。

遺伝子パネル検査で、特殊遺伝子(NTRK融合遺伝子)陽性の患者のみに使用可能。
現時点で手元にある私の遺伝子検査結果(当病院での遺伝子検査)には、NTRKは陰性と出ているので使用不可。
※昨日生検してるので、その遺伝子パネル検査結果でNTRK遺伝子が陽性だった場合は使用可能。


日々進化するガン治療。とはいえ、今すぐにでも効く薬が欲しい人間にしてみたら、そのスピードは早ければ早いほどありがたい。
日本のガン治療は、欧米に比べてまだまだ遅れをとっていると感じます。

例えガンが完治しなくても、健康な人と同じような生活を送れて普通に生きていけたら、と思います。
これって多くを望みすぎでしょうか。


つづく