嫁の肺ガン闘病記&夫の介護記

肺ガン発覚〜闘病〜入籍〜再発 ALK肺ガン嫁とその夫の記録

国立がん研究センターの発表

2020年9月1日付のNHKニュースに掲載されていた内容です。

がんの免疫療法の薬を患者に投与して効果が出るか、高い精度で予測する方法を開発したと国立がん研究センターが発表しました。

この記事でわたしが注目したのは、免疫治療薬で効果が出る人、出ない人の違いです。

記事によると、
"「PD-1」と呼ばれるたんぱく質が、がんを攻撃する細胞に多く発現し、免疫を制御する細胞では発現している量が少ない場合に薬の効果が高いことが多いことが分かった"
とあります。
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以下はわたしの理解ですが…(以下はあくまで免疫チェックポイント阻害薬の話)
ガン細胞を攻撃する免疫細胞(T細胞)があります。
この攻撃が正常に行われていたら、ガン細胞は増えません。増えても減ります。
でも、賢いガン細胞は攻撃を回避するために免疫細胞にストップをかけます。
敵なのに、味方に扮して攻撃を回避するわけです。
そうなるとガン細胞は増え続けます。
そこで登場するのが免疫治療薬!!
これはガン細胞が、免疫細胞にストップをかけるのを邪魔してくれるお薬です。
ストップがかからなくなるので、免疫細胞はガン細胞を攻撃する事ができます。

素晴らしいお薬ですよね!!
しかし、この免疫治療薬も効く人と効かない人がいる。
まさに、わたしは"効かない人"の1人です。

研究結果から、ガン細胞を攻撃する免疫細胞にタンパク質PD-1が多くて、その免疫細胞を制御する細胞(司令塔?)にタンパク質PD-1が少ない人は、よく奏効とあります。
てことは、わたしはこれに当てはまってない…ということ。

そもそも、タンパク質PD-1めがけて邪魔しに来るのが、免疫治療薬です。
ほんなら、仮にわたしの免疫を制御する細胞のタンパク質PD-1が多いのだとしたら、免疫の司令塔を邪魔してるって事やん?!
バレーで言ったら、セッターの邪魔してトスがあがらんもんやから、アタックうてない…攻撃できない…なんなら味方の守備も崩れる…的な?

なにそれーー!!(怒)

今度、わたしの遺伝子検査で免疫治療薬が有効かどうかも調べてもらおうと思いますᕦ(ò_óˇ)ᕤ

高い薬代を払ってきたのに、結果効かなかった…というのは今まで何度もありました。
けど、薬を使う前にその効果のほどを確認できるようになれば、正直無駄がなくなります。
そのための遺伝子検査です。←最近ずっと言ってる。


ちなみに、国立がんセンターが発表した今回の内容はを教えてくれたのは、他でもない夫。
がん治療についての情報チェックに、余念がありません。


つづく